見て見ぬふりをしないで! 対策は?医療業界の人材不足を解決するために必要な3つのこと

対策は?医療業界の人材不足を解決するために必要な3つのこと

日本国内における少子高齢化の加速に伴い、医療の需要と供給のバランスが大きく崩れ始めている。なぜならば、高齢者の増加により医療の需要が急速に高まっているのに対して、医療業界で働く人材が圧倒的に不足しているからである。

そんな医療業界の人材不足を解決するためには以下のような対策を行う必要がある。

1つ目は給料や残業代の引き上げである。医療業界の中でも、看護師の離職率はとても高い。その理由として、仕事量に見合った給料が支払われていないからというものがあげられる。まずは仕事に見合った給料をしっかりと支払うことで、こうした不満を減らし、看護師の離職率を下げることが大切なのである。

2つ目は、福利厚生の充実である。給料以外にも、福利厚生を充実させることで、看護師の離職率を下げることができる。特に、女性が働きやすいように、院内に保育所を設置したり、短時間勤務ができるようにしたりすると効果的である考えられている。最近では病院内の働き方改革の一環で、多くの施設が福利厚生を見直す動きを見せている。実際に成功して離職率を下げた例もあるので、一定の効果は保証されるだろう。

3つ目はデジタルの活用である。デジタル技術を利用することで、業務プロセスを効率化し、業務の負担を減らすことができるようになる。導入には多額の投資が必要になるが、医療従事者の業務負担を減らさない限り、人材不足は解決しないので前向きに検討する必要があるだろう。